ハセガワの新作スズキ・ジムニーです

　軽四駆の金字塔ジムニーは１９７０年のデビューですが、その後半世紀近く続く歴史のなかでモデルチェンジは２回のみという保守っぷり。その脚を支えるラダーフレームや車軸懸架は現代の乗用車の中ではいまや異質ともいえる構成ですね。海外には”サムライ”の名で輸出され、世界中に愛好家を持つ日本の誇る名車かと思います。

　本キットは軽ジムニー初の1/24キットとなるのでしょうか？（フジミのは普通車ジムニーですね）。サニトラやN360に続きジムニーを持ってくるあたりハセガワの車種選定は実に鋭いｗ今後のバリエ展開も期待できます。キットそのものはよくも悪くもハセガワスタンダードですが、以下キットの留意点など

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・ボディの筋彫りが浅いので掘り直し、一部足りない部分を追加（Bピラー付け根など）
・濃密に再現された足回り。車高は２段階の選択式。
　車軸懸架の可動も可能ですが華奢なので調整必要です
・その反面インテリアはかなりあっさり目のバスタブ。
　ドア内側のディテールなど一切ありません・・・
・実車同様の３分割タイヤカバーとホイール２種（テッチンとアルミ）
　センターロックは前後で４種類も付いてます。
・デカールは色々ついてるのですが、ランドベンチャーやワイルドウィンドなど
　ロゴは一切ついておらず残念・・・
　ボディには色々と仕込まれてるのでバリエーションで出すのでしょうか

　前回製作したN360もそうですが、最近のハセガワキットは担当者の情熱が伝わる設計が嬉しいですね。その反動として作りにくさも当然でてくるので、ジムニーのキットを買い求める層にはこの構成はどうかなという気もします。しかしながら完成させると、とてもかわいらしいボディとこってりとしたサス回りの対比が面白いお勧めキットです。